抗原提示

抗原提示とはウィルスなど外部からの異物(=抗原)の存在とその情報を免疫機能の司令塔であるT細胞に提示することを言います。免疫機能のおける一種の警報システム。

どの組織が行うか?

マクロファージや樹状細胞などの抗原提示細胞

抗原提示の具体的な活動内容

抗原提示細胞が異物を補食して細胞を分解し、クラス I MHC分子と結合させることで異物の情報を伝達できる形にする。それをクラス II MHC分子によってT細胞(ヘルパーT細胞)に提示する。

抗原提示を行うとどうなるのか?

抗原提示された情報を受け取ったT細胞(ヘルパーT細胞)はキラーT細胞にその異物を攻撃させたり、抗原提示された情報を元にB細胞にその異物専用の抗体を作らせて異物に感染した細胞を攻撃させます。

抗原提示が行われることで、異物の存在が明らかになり、免疫活動が活性化します。さらに異物の情報も明確になることで的確に異物を撃退することが可能になります。

抗原提示の意味

抗原提示が行われない状態においては、異物が侵入してきたとしてもマクロファージや好中球などの自然免疫でしか対応できません。この場合、物量的な限界がある上、細胞に感染した場合は対処できなくなります。

そこで免疫機能は抗原提示という手法を使い、異物の情報を分析することで効率的に攻撃をしかけることが可能となるのです。

 

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